父の命日 熊本と川崎の夕景の違い

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今日は父の命日だったねと故郷熊本に住む妹から連絡がありました ちょうど金峰山に日が沈むところだと写真付きでライン連絡が送られてきました

熊本の景色

熊本の景色はとても美しく、かつ懐かしい画像でした 西に見える金峰山の夕景は高校からの自転車通学の帰り道に、毎日見た風景です 

金峰山といえば草枕

夏目漱石の草枕の第2章の出だし「「おい」と声を掛けたが返事がない。軒下から奥を覗くと煤けた障子が立て切ってある。向う側は見えない。」 は、金峰山の麓の峠の茶屋の描写だったなあと思い出しました

ふと窓の外を見ると、川崎のマンションの窓の外はすっかり暮れていて、この時期の日没前後の関東と九州の景色の違いに大変驚きました

自分の驚きを共有してもらおうと思い、窓から見える景色をスマホで撮影し、すぐに妹に送りました

熊本の日没時刻は17:37、川崎のそれは16:58 39分違うのですが、夕暮れ時の39分のライブ画像の明暗はまるで異なっていました

武蔵小杉の景色

同時刻の武蔵小杉の自宅のマンションの窓から見える景色は、夜の始まりの風景でした

すっかり日が落ちて、夜が始まっている景色は、熊本の夕景とは全く違うものでした 

無機質なコンクリートの棒状のタワーマンション群 それでも、窓から漏れる灯りを見ていると、人間の暮らしがあるのだとわかり、ほっとします

妹からは、日没時刻の差による窓の外の明暗の差もさることながら、風景自体も大きく違う スタイリッシュなタワーマンション群の迫力に圧倒されると返信がありました

自分としては、熊本の画の方が好きだと思いましたが、なんとなく言いそびれてしまいました

あとがき

父が鬼籍に入り、3年が経ちます

健康な父でしたが、肺炎で突然逝ってしまいました 先に母が亡くなっていて、口癖のように自分も早く呼ばれたいと言ってましたので、最期が近づいたとき、とても残念でしたが、延命治療は望まないと先生に告げました 実際、93歳は、十分に生きた年数でした

それでも、我々子供は、長生きしてほしかったと思います

「東京のお前のマンションを見てから逝きたか」とよく言ってましたが、実現しないまま逝ってしまいました もし父が拙宅マンションを見たら何と思ったのだろうと考えました

日本列島は南北に長い列島ですが、東西もそれなりの距離があります 秋の日没時刻の40分の差は結構如実で、過去と今を繋いでくれる効果があるみたいです

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