1991年ソ連ハバロフスクで購入した油絵、AIのおかげでわかったこと

マイブーム

我が家の寝室の壁に架かっている絵は、1991年ソビエト連邦時のハバロフスクの画商から買い求めたものです

当時のソ連への出張は、とても過酷でした 1991年、石炭とのバーター取引でテレビ販売の契約を公団と取り交わしたのですが、半年後の1992ソ連が終わり当時の公団から受領したL/Cがただの紙切れになってしまいました 

ビジネスが究極の混迷状態でしたから、持ち帰った絵画への思いが強くあります

ソビエト連邦 極東への出張

1991年、当時のソビエト連邦の極東地区に出張しました 行先は、ハバロフスク、ウラジオストック、ナホトカの3都市 タクシーがいなくてヒッチハイクで公団との商談に出かけたり結構な大変な出張でした

食べ物がなくて往生しましたが、出張中ウラジオストックでは電気の供給が切れて、ホテルではロビーで蝋燭を受け取り部屋まで行かねばならない始末 

11月の寒い日、シャワーは水しか出ず、氷点下の気温の中、やむを得ず、下半身だけシャワーで洗い誤魔化しました タオルは雑巾のようなものしかなくて、スープには常にハエが浮いている状態

レストランのトイレに行くと汚物が溢れていてハエがたかってました このハエがさっき供されたスープに浮いていたのかと思うとおかしくなりそうになり、日本人は弱いなあと自嘲したことを覚えています

当時の上司が絵画が好きで、仕事の合間に画商まわりをして過ごしました ハバロフスクで、気に入った油絵があり、彼に勧められ、また当時の自分の小遣いで買えたので、購入しました

ゾーリン

画家の名前はゾーリン 画商にゾーリンの絵画のカタログをもらいましたが、自分の購入した絵がそのカタログに掲載されていたのでびっくりしました 

支払いを終えて、ホテルに帰ると取引先から何を買ったのかと聞かれたので、ゾーリンという画家の絵だと答えました 

そうか、いいものを買ったねと言うので、知ってるのか?と尋ねると、ゾーリンは小学校で教わるからねとの答え 今度は、本気で驚きました 

そういえば、画商は、この絵は先週までハバロフスクの美術館に展示されていたと言ってたことを思い出しました ただ、冗談だと思い聞き流していたのですが

美術館に展示されていた絵を自分は買ったのか?!

調査不能

日本に持ち帰り、自宅の壁に架けて35年経ちますが、ゾーリンという名前は聞いたことがありません 

絵は素朴なロシアの絵 題名は「家」 絵が気に入って買ったので、名前はどうでもいいのだけど、少し気になったので何度か調べてみました 

しかし、ロシアの極東の画家はあまり知られていないみたいで、この画家のことはわからないままでした

AIの能力

ところが、最近、AIという便利なものができたので、画面モードにして、試しにこの絵を知ってるか聞いてみました 案の定、デンマークの画家のものだとか、結構とんちんかんな答えが返ってきました 

(やっぱり無理か!)と思いながら、絵を壁から下して、裏に貼ってある管理シールを撮影して、再度、検索してみました そうしたら、AIがすごい情報を返してきました

この画像は、ロシア・ハバロフスクを拠点に活動した画家、グリゴリー・ステパノヴィチ・ゾリン(Grigory Stepanovich Zorin, 1919–2006)による油彩画と見られます」

AIによるゾーリンの説明

絵をAIに再度読み込ませると、以下のような説明をしてくれました

画家について

ゾーリンは、ロシア・ソビエト連邦社会主義共和国(RSFSR)の功労芸術家であり、極東ロシアの厳しい自然や人々の暮らしを描いたことで知られる「レジェンド」的な存在です。

作風

1960年代の画家たちの伝統を受け継いだ力強いタッチが特徴です。この作品でも、重厚な筆致で極東の風景や村の家々が描かれています。

テーマ

彼は歴史画の巨匠としても知られますが、北方の素朴な村の風景(「家」をテーマにしたものなど)も多く手掛けています 北方の厳しくも美しい自然を力強いタッチで描いたことで知られています 

題材としては、伝統的なロシアの木造家屋(イズバ)や、雪解けの季節、厳しい冬の風景などが多く見られます

この作品も、暗い色の家屋と背後の明るい山々や霧の対比が北方の独特な空気管を見事に捉えています

スタイル

スタイルとしては、厚塗りの手法(インパスト)を用い、力強い筆致で対象の量感を表現するのが特徴です。

サイン

サインは、画像右下の文字はロシア語(キリル文字)で彼の名前の略称や制作年が記されているものと推測します。

現在の価値

現在の価値は?と聞くと、数十万円くらいとのことでした^^

あとがき

AIって、すごい!と思いました

日本に持ち帰り35年経って知ることができた彼の作風や評価

とても気に入って買って帰った絵の素性がわかり、安堵するとともに、とても嬉しくなりました 彼の名前から調べてみるとハバロフスクの極東美術館には彼の絵が20作品ほど貯蔵されているとのこと

ロシアとの関係が良化され日本との就航便が再開されたら、今のハバロフスクに行ってみたくなりました この絵はロシアにお返しした方がいいのかもしれない

AIくん、ありがとう!

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