2026年の3月に経産省の経済産業政策局から「2040年の就業構造推計(改訂版)について」というレポートが発行されました
2040年の就業構造推計なんて、今から14年後?自分には関係ない!と思う人もおられると思います 実際、私だって2040年には82歳ですから、この世にいるかどうかもちょっと怪しい時期です
しかし、自分の子供や孫のことを思うと、ちょっと心配になります 2040年には子供たちは53歳と50歳になってますし、孫は24歳と19歳 特に孫のことは心配になります
就業者数の推移
就業者数は6,700万人から6,300万人に減少する 但し、AI・ロボット等の利活用やリスキング等により労働需要が効率化され、全体で大きな不足は生じないとのこと
少子化により就業人口が400万人も減るのに大きな不足は生じないとは、まさにAI時代が少子化による危機を救う形なのだと思います
ミスマッチ
一方、職種別・学歴では需給のミスマッチが生じるリスクがあり、事務職では440万人が余り、大卒文系人材の80万人が余剰になるとのこと
一方、AI・ロボット等利活用人材は340万人足らず、これを含む専門職全体181万人が不足する また、現場人材は260万人不足するとのこと 大卒理系人材も120万人が不足する可能性があるとのこと
事務職は農林水産業と製造業以外は全て余り 需要数1,039万人に対して437万人が余るということは、需要に対して42%が余剰であるという異常事態
一方、AI・ロボット利活用の専門職人材は需要数782万人に対して339万人不足するというのは需要に43%足りないということ 専門職全体では、需要数1,867万人に対して181万人不足するというのは、10%が足りないということ
現場人材は、需要数3,283万人に対して260万人が不足するというのは需要に対して8%足りないということです
AIにとって変わられる単純業務主体の事務職の職余りは異常事態だと思います
こんなに余るのがわかっていたら孫は文系の学部を選ばない方がいいと思われますし、大学に行かずに手に職を持つような職業を選択するのがいいのかもしれません
就業構造
一歩踏み込んで、就業構造的に考えると、事務系での余りはむしろITリテラシーに劣る中堅以上の人々が対象になるのかもしれません AIを使いこなせるか、AIに指示ができる統計学等の素養があるかが、業務効率の高低を決める要素となるような気がします
我々シニアは問題外の外になると思われますが、2040年に50代になっている私の子供たちは、将来を意識して統計学や情報工学の勉強をした方がいいのであろうと思われます
地域別ミスマッチ
事務職は、どの地域も大幅な余剰となる見込みであり、専門職や現場人材はどの地域でも大きく不足する見込との経産省のレポートであるが、これだけ専門職や現場人材が不足したら企業活動が成り立たず倒産するところが増えるのではないかと危惧します
現在も人手不足倒産はありますが、その比ではないくらいの人材不足による会社倒産が増えることが懸念されます
進むべき道
首都圏で理系学部に進み、統計学や情報工学も学び、首都圏で就職することが最も危機回避をできる人生設計になると思われます しかし、それ以前に自分が進みたい道があると思われますので、これはガイドライン程度にとどめるのが良いと思料します
ただ、環境の大変化が起きますので、そのことは念頭に置いて人生設計を行うのが良いと助言したいと思います
あとがき
AI・ロボット等の利活用やリスキング等により労働需要の効率化は、現代の産業革命になるのであろうと想像します かなり広範なレベルのAIによる業務の置き換えが発生します
知的サポート業(コンサル、弁護士、会計士等々)はAIに代わられる部分が多くあり、棲み分けを考えていかねばならないでしょうし、むしろAIを使って新しいサービスを提案するビジネスが台頭してくるような予感がします
子どもたちは中年や壮年という年代になり、孫たちが成人式を迎える頃の2040年 就業のあり方はさらにボーダーレスになるのであろうし、AIを使いこなして新たな価値創造を行うところが社会を変えていくのであろうと思います
そんな時代には何もできませんが、あまり毛嫌いしないで、変化を自分なりに楽しみたいと思います

コメント