Die with Zeroを読んで

マイブーム

前職の友人に勧められ、手に取ってみました 表題は結構過激ですが、中身はとても丁寧に書かれていて、自分のこれまでを振り返りながら、興味深く読みました

実際に、資産をゼロにして終わるというのはあまり現実的ではありませんが、データとして老後も資産が増え続ける傾向にあるというのは、確かに見直すべきポイントであろうと思います

政治への信頼や社会資本の充実度が全く違う日米を同列に語るのは無理があると思って読み始めましたが、その経済面の差異よりも考え方をどのように持つかが重要なのかもしれないと思い至りました

基本理念 人生は経験と思い出の積み重ねである

本著全体に通底している基本理念の、「人生は経験と思い出の積み重ねである」というポイントはとても共感できます

20代、ボーナス全額で1年分の英会話授業を購入

振り返ると貯金には無縁の人生だったと思います 特に若い時は全くしなかった それよりも自分への投資を優先するべきだと思っていました

だから国内営業で忙しくルートセールスをしてた時に、営業所近くの英会話学校に行き、夏のボーナス全額を使い1年分の授業を買いました

その後、4年の英国駐在と20年の米国駐在を過ごしますが、この時の自分への投資が自分の人生を切り拓いてくれたように思います

著者が言う「若い時は、貯金よりも自分への投資を優先させるべき」は、全くその通りであると思います

30代では、たくさんの家族旅行を楽しみました

英国に駐在した30代後半、英国に限らず欧州内の色々なところに家族旅行しました この時も、あまり貯金はしませんでした

スイス、フランス、ベルギー、オランダ、マヨルカ(スペイン)、イタリアと家族で多くの国に出かけました また、スコットランドとロンドンに駐在したので、B&Bを試しながら、英国内の多くの場所を訪れました

今年は、英国に旅行し、娘が当時お世話になった先生にご挨拶し、昔の同僚宅でBBQを楽しみました 

また、ブラジルに赴任している娘家族と待ち合わせて、当時のロンドンの自宅を一緒に訪ねました 家族でたくさんの時間を過ごしたから、こんな貴重な時間を娘家族と一緒に過ごせるのだと思いますし、孫と一緒にロンドンの公園で遊ぶ時間は、感慨深いものがありました 

お金を家族の時間に使ったのは、とても正解だったのだと思います

40代ではアメリカを満喫しました

いろんな苦労はありましたが、40代では、アメリカの東海岸と西海岸の両方で貴重な時間を過ごしました

東海岸では、カリブ海のジャマイカやボストン、ナイアガラ、カナディアンロッキー、フロリダのディズニーワールドに旅行し、家族の時間を過ごしました

サンディエゴ・ラホヤに住んだ西海岸では、シアトル、グランドキャニオン、サンフランシスコ、ヨセミテやサンタバーバラ等LAの近郊も多く訪れました

これらの旅行は自分の心に思い出として残っていますが、家族の記憶にも長く残るものと思います 貯金をするのとどちらが良かったのか?もう一度やり直すとしても、同様のことをして楽しい時間を過ごすと思います

その時でないとできない経験

「人生はステージの連続でできていて、一定の時間を経ると新しいステージが始まり過去のステージには戻れない」と書かれていますが、本当にそうであると思います

50代で転職 アメリカに単身赴任

50代で転職し、全く別の業界でアメリカ単身赴任しました 50歳を越して大きな借金をして中古のマンションを買ったのに会社経営がおかしくなり、やむを得ず転職して住宅ローンの支払いを遅滞させないようにするのが目的でした

無事に新生活が始まった2年後、アメリカでオートバイの免許を取り、大型バイクを買って、週末のバイク生活を楽しみました 60歳の後半になって思うのですが、今からオートバイの免許を取るのは、ちょっと無理かもしれません

50代であれば、まだまだ反射神経は若い頃と遜色ありませんし、カラダも無理がききました 振り返ってみれば、あの時がLast Trainであったのだと思います やりたいことをやるには、旬があり、限りがあるのだと思います

妻との旅行

子供達が巣立ちましたが、妻と、年に一回旅行に行くのが楽しみでした NY、ハワイ、シカゴ、サンフランシスコ、バンクーバー、セドナ、ラスベガス、ザイオン等、2人でたくさんの場所に旅しました

子供主体から夫婦主体の旅になり、別の思い出が加わったように思います 単身赴任で貯金を貯めながら、楽しい時間を過ごしました

Die with Zero 今後のプラン

完全なDie with Zeroは難しいかもしれませんが、資産を取り崩して、これからも時間を楽しもうと思います

富裕層のような莫大な資産があるわけではありませんが、まだ働いていますし、年金や計画的な貯金の取り崩しで、楽しい時間を過ごそうと思います

これまでは割とケチケチ旅行だったので、これからは、少し贅沢な旅行を楽しもうと思います

50代に始めた弁当作り、12年が経過しましたが、これからもマイペースで続けようと思います これは、賞味期限のない趣味ですから、マイペースでのんびり続ける予定です

あとがき

老後のプランを立てる前にこの本に出会ったのは、とてもタイムリーであったと思います どのように過ごし、何を楽しむかをプランして、残りそうなものは子供達に生前贈与するのもいいかと思います

まずは、自分や妻が楽しむこと たくさんの思い出を抱えて旅立てたらと思います^^

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