Adolescence、すごいドラマです

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Netflixで放映中のAdolescence(思春期)は衝撃的なドラマですね 

丁寧に作られている秀作

脚本が素晴らしい各役者の演技が秀逸 また、カット割のない撮影手法が観る者が追体験しているような迫力ある臨場感をもたらしています

また、登場人物の心理描写が見事です あまり多くない登場人物ですが、各人の背景を深く掘り下げて見せることで、追体験のリアル度が増します

どの世代にも訴えかける思春期の脆さ

思春期の不安定な情緒と行動は特に男の子を持つ親は思い当たるところがあると思いますし、何より、自分自身がそうであったことを思い出させます 誰にもこうなる可能性があることを暗示しながら、凄いスピードでストーリーが展開していきます

Adolescence(=思春期)の心身の不安定さ/脆さは、国や人種を超えて万国共通であると思いますし、それを克服するのがとても難しいのも、万国共通であると思います

SNSの恐ろしさを改めて認識

それでも、我々が思春期だった昭和の時代は牧歌的だったのかもしれないと思いました 自分の行動や投稿を匿名で揶揄されたり酷い批判をされたりすることはありませんでした 

常に現実社会で生きていましたからSNSという非現実の世界との整合を行う必要もなかったし、人を傷つけたくなる程の憎悪を持つこともありませんでした

そう考えると、今の思春期を生きる子どもたちは大変だと思いました SNSとの適度な距離感をキープすることはとても難しいでしょうし、だからといってSNSをやらないというオプションは、おそらくないのであろうと思われます

あとがき

あまり細かい話をするとネタバレになるので控えますが、個人的に私はイギリスで4年ほど暮らしたので、学校の匂いとかも記憶しています 壁や教室全体に染みついた外人の汗の匂いと強い体臭 画面を見ていると記憶が蘇りました

施設の中も、どことなく当時勤務した工場内部のオフィスと似ていて、臨場感を持って観ました ドアの軋む音、ドアの重量感等々、懐かしく思い出しました

それらを思い起こしながら主に父親目線で全4話を観終わったあとは、口もきけないほど疲れました 妻に感想を言う声が震えていて、少し恥ずかしかった。。。 いやあ、すごいドラマでした!

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