「生活にほんごサロン」サポーター養成研修

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川崎市の国際交流センター事業である【外国人のための「生活にほんごサロン」サポーター養成研修」】を受講してきました

内容は、これからの日常生活に必要な日本語のコミュニケーション能力を身につけるため、外国人市民と日本人が、日本語で共に考え学ぶ場を持つことと書いてあります

研修を受けたサポーターと「生活にほんごサロン」の活動を希望する外国人市民が1対1のペアで相談しながら決め、原則1年間の活動を行うとのこと

申し込みが開始された8月20日に研修受講に応募し、先日、実際の研修に参加しました 研修参加者は19名 男性が7名 女性が12名でした

応募のきっかけ

一番大きな応募の理由は、今年完全退職したことです 今までやろうと思ってできなかったことを思い切って始めてみようという機会になりました

今までやろうと思ってたことは、自分や家族に対する援助への恩返しです

イギリススコットランドでの経験

1993年英国スコットランドに赴任しました グラスゴーの近郊都市East Kilbrideという町で、当時勤務しいていたJ社のテレビ工場でマーケティングマネージャーとして働き始めました

私は4月に赴任し、家族は7月に渡英しました 当時、私は35歳、妻は33歳、長女は6歳、長男は2歳でした 基本的に全員英語は話せませんでしたが、長女は現地の学校に通わせねばなりませんでした

会社の総務担当の女性に相談し、家の近所で良い学校とされているところを紹介してもらいました カソリック形の学校でしたが、歩いて通えるのがありがたかったです

9月の新学期から長女はそのカソリック系の現地校に通い始めました 英語は渡英前に日本で少し習っていましたが、基本的にはゼロの状態でした

彼女が通う学校には事前に挨拶に行き、校長先生と話をしました 先生からは、日本人を受け入れるのは後にも先にも初めてですが、全力でサポートするから心配しないでくださいと言われました

とても不安にその言葉を聞きましたが、先生は本当に約束を守っていただき、2年間、娘はスコットランドの小学校と皆さんのサポートのおかげでスクスクと育ちました

スコットランドにはこのような外国人子女の受け入れにあたり、プログラムが設定してありました 

それは、午前中とランチまでは現地校で学びカフェテリアで食事を一緒に摂り、午後一番でタクシーが迎えに行きESLに連れて行き、午後はESLで他国から英国にきた子女と一緒に英語を学び、夕方、タクシーが自宅まで送ってくれるというものでした

長女はこのプログラムで過ごしましたが、半年したら、もうペラペラになり、朝のお祈りの英語などは、Nativeすぎて私には何を言っているのかわからないくらいになりました

半年を過ぎて、このプラグラムが終了し、それ以降は、朝から夕方まで現地校で学ぶようになりましたが、娘のこの経験はとても大きかったようで、その後ロンドンに移動した後や、アメリカに転勤した後も、彼女の中で、この経験が生きました

長女でなく、我々も驚くことだらけでした 免許証を取得するときに、「郵便局に行き20ポンドで仮免を買ってください」と言われたのは、意味がわからず何度も聞き返しました 

後で同僚に聞くと、それが英国の免許証取得のシステムであるとのこと 国が変われば仕組みが変わることの一つの典型的な例です

長女のその後

彼女は高校入学時に帰国し、高校・大学と帰国生の多い学校で学び、その後、総合商社に入りました 最初は経理の実務を習っていましたが、希望して営業職に変わり、さらに希望して、ブラジルへ赴任しました

彼女の経験からある程度海外暮らしがどのようなものかは想像できていたと思いますが、このような思い切った人生を選択しているのは、当時の自分の経験に基づくものであると思います

彼女がそのような選択をしているのは、海外の経験が今の自分を形成していると自分の過去を肯定的に受け入れているからであり、その意味で、間接的に我々の子育てを肯定してくれているのかと思うと、とても嬉しくなりました

3年前に家族帯同でブラジルに赴任しましたが、彼女の夫は当時勤務していた会社を退職し帯同し渡伯しました 子供たちは、当時英国に行った私の子供たちとほぼ同年代で、7歳と3歳でした

恩返し

英国の行政や学校、ボランティアでサポートしてくださった方々には、本当にお世話になりました 

昨年、久しぶりにスコットランドに行き、当時のボランティアをしてくださった方にお礼を申し上げましたが、自分にできる範囲で、恩返しができないかと考えるようになりました

そして、完全リタイアを迎え、近所に川崎市の国際交流センターがあることを思い出し、調べてみると、資格がなくても、研修を受講したら外国人のサポートができるボランティアがあることを知りました

考えてみれば、私自身も最後の単身赴任時を含め、英国に4年と米国に20年の24年を海外に暮らしましたので、外国で生活を始める上で困ることは実地で体験しています そういう経験から、外国人が日本で暮らす上で困ることも、なんとなく想像できるように思います

そうであれば、直接、英国やスコットランドに恩を返すのではなく、日本に来た外国人市民の方に伴走することで、自分の恩を返すこともありなのではないかと考えるに至りました

研修受講

最初の1時間半は自己紹介と、「生活日本語サロン」とはどういうものかの説明 そしてサポーターに求められるものは何かの講義でした

川崎市の人口が150万人規模であるのに対し、外国人は147カ国から来た63,000人がおられると聞き、とても驚きました

川崎市は行政区が7区ありますが、外国人が多いのは、やはり川崎区が一位であり、幸区、高津区、中原区と続くようです 最近は、武蔵小杉で外国人を多く見かけるようになりましたが、川崎市全体でも外国人比率が4%あると聞くと、なるほどと思えます

やさしい日本語とは、普通の日本語よりも簡単でわかりやすい日本語であるとのインプットをもらいました シンプルな言い方、短い言い方、難しい言葉を使わず、ゆっくりはっきり、最後まで言うという言い方が大事とのこと

また、相槌を打つこと、よく聞くこと、大事なことはメモに書いて渡すことを学びました

後半は具体的な活動方法について考えるという講義でした

このプログラムに参加する外国人は、入門者レベルから初級1、初級2、初中級の4段階があり、それぞれへの対応がテーマ別に細分化されていることを知りました

外国人参加者の事情をよく勘案し、柔軟に対応することが大事であること そのためには、何に困っているのか?何を勉強したいのか?をよく話し合うことが重要であるとのことを聞きました

これから協会がマッチングを図るので(基本的に同性どうし)、連絡を待つことをInfo受けました

あとがき

いよいよ始まりますが、どのような貢献ができるか、まずはやってみようと思います

と言っても、大きな貢献ができるはずもなく、まずは、お話を聞くところから始めるのが良さそうです 役所の仕組みとか、学校とか、病院とか、わからないことだらけでしょうから、相手を安心させるところから始めるのが大事であると想像します

もし、自分がこの活動をなんで始めようと思ったのかと聞かれたら、上記のようなことを「やさしい日本語」で伝えていこうと思います

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