11月で42周年のグーテ・ド・ママンに行ってきました 前回の訪問は7月10日でしたから、4ヶ月ぶりの再訪でした
前回はマンゴーロールをいただき、感動したことを書きました 3回目の今回は、定番のケーキとちょっとアレンジしたモンブランをいただき、またまた感動してしまいました
センスの良い飾り付け
11月も終わりの週になり、日がだいぶ短くなりました お店のウィンドウ近くは、素敵なクリスマスの飾り付けが施されていました

旅行好きのオーナーが旅先で買い求めたものなのだろうなあと思いながら拝見しました 可愛いクリスマスアイテムが出窓に並んでいて、思わず写真を撮りました

テーブルから見た出窓方向はこんな感じ どこかヨーロッパにあるお店の佇まいです 間接照明、よく磨かれたテーブル、季節の飾り付けがある出窓
ここに来たのが3度目の私はこのお店がとても美味しいことを既に知っていますが、初めてここに座った人も、これから供されるスイーツのクオリティの高さを予感するのだろうと思います
定番の「りんごのタルト」と「ダブルクリームチーズケーキ」
今回も妻と一緒にお店に伺いました 妻はりんごのタルトを、私はダブルクリームチーズケーキを、コーヒーと一緒に頼みました

妻はこのりんごのタルトの美味しさに感動したみたいですが、オーナーからは、りんごを予め煮たりしないでオーブンでそのまま焼いているので風味が強く出るのだと思うとのことでした
妻にお願いして一口いただきましたが、甘さが控えめながら、焼いたりんごの風味が香ばしく、りんごの美味しさがギュッと詰まったタルトであると感じました

一方、焼いたチーズケーキも、とても美味しかったです 「クレーム・エペスという酸味の少ない
自然発酵させた大変美味しいクリームをナチュラルチーズケーキの上に乗せて、2度焼きしたもの」という説明がありますが、風味が素晴らしいです
ダブルクリームの妙を味わいながら食べてもいいですし、コーヒーを含んで、ちょっと味変を楽しんでも面白かったです
モンブラン
秋のグーテドママンは、モンブランが美味しいと聞いてました しかし、通常はお昼前だとまだできていないとのこと
11時ごろの訪問を予定していた我々は諦めていたのですが、オーナーの好意で、ちょっとスペシャルなミニモンブランをいただくことができました 45年前に同じ大学の同じ学部に通った同級生スペシャルのものです

ちょっとテイスティングメニュー的な量ですが、美味しさは分かりました やっぱり、ここは、生クリームが美味しいです それが全体のベースになっているので、味に深みが出ていると感じます
聞けば、2種類の生クリームをブレンドしているとのこと 日本の洋菓子ってこういう探究心の強いプロが牽引した業界なのだと思いました
そういえば、アメリカに住んだとき、ザバトンのマロンペーストを使ってモンブランっぽいものを作ろうとして大失敗したのを思い出します(笑)

途中でフルーツ柄が可愛いジノリのカップで紅茶を淹れていただきました
Take outは、「キャラメルナッツシフォンケーキ」と「レアチーズケーキ」
久しぶりにお店に行ったので、ちょっと欲張ってキャラメルナッツシフォンケーキとレアチーズケーキの二品をTake outで買って帰りました
キャラメルナッツシフォンケーキはテレビで紹介されて、一時とても人気アイテムになったとのこと

グーテドママンらしく、とても素朴な味わいの一品です 添加物がなくリキュールも入っておらず、ママが子供に安心して出せるケーキそのものです
手作り感満載のケーキは、子供が大好きな味がしました

一方こちらは少し大人の味 あまり酸味の強くないクリームチーズを生クリームでフワッと包んだレアチーズケーキ レモンが香り小ぶりなところもいいです かなりの「隠れた人気アイテム」だなと感じました!
お店の食器に合わせて、自宅でも、キャラメルナッツシフォンケーキとレアチーズケーキの二品をジノリの食器でいただきました(笑)
クリスマスケーキの注文
お店に伺ったもう一つの目的は、クリスマスケーキの注文です オーナーの三富さんとお話ししていると、グーテドママンのクリスマスケーキは「作り置きをしないクリスマスケーキ」であるとのこと
本当にクリームの美味しさを大事にされているのを感じます

12月24日に会社帰りに寄って受け取りに行く予約をしましたが、今後、他のクリスマスケーキが食べられなくなると困るねと妻と話しながら帰りました
小さいところはこうやって個性を出すしかないとオーナーは仰っていましたが、今どきクリスマスケーキを作り置きしないお店ってそんなにないのでは?と思います
まさにオンリーワンのお店なのだと再認識しました 一生をかけて自分の夢をつかみ、一緒に働いている方とそのクオリティを守っている同級生 謙虚な物腰がまた素敵な方です!
あとがき

グーテドママンは開業が1983年11月ですから、今月で42年です まさに日本洋菓子界の草分け的なお店 開店前のころ、フランス帰りのパティシエが出すケーキを食べてすごいとは思ったけど自分は違うものを出したいと思ったと言われていました
42年経ち、今は、唯一無二の存在 ここのケーキや焼き菓子の虜になる方は少なくないと思います 添加物やお酒を入れず、母が子供に出すおやつの究極形を目指したものづくりへのこだわりや、頑固にそのことを守る姿は、やはり消費者に伝わるのだと思います
先日会ったパリに長く駐在した友人が、「ケーキが世界で一番美味しいのは日本だ!」と言っていました グーテ・ド・ママンのようなお店が、日本のケーキを美味しくしているのだなあと思いながら聞きました!
同級生もたくさんいますが、こんな突き抜けた人がいると楽しくなります^^

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