麻布山善福寺の大銀杏の紅葉

マイブーム

麻布山にお墓を作ってしばらく経ちますが、今年の大銀杏の紅葉は見事でした 樹齢750年といわれる大銀杏 都心にあって枝を目一杯広げています

写真は勅使門越しに見た大銀杏 青空に黄色が映えています

両親へのお墓参り

今年ももう1ヶ月を残すばかりになったねと両親に話しました

今秋、故郷の熊本で母の7回忌と父の3回忌を行いました 父の分骨したお骨を納骨したのも今年です 

両親がいない悲しみが少しずつ癒えてきましたが、二人への感謝はこれからも伝えていきたいと思います

お墓参りに墓地に入るときに左側の大銀杏が見事に紅葉しているのを見て、今日はじっくりと見てみました

墓地側からの大銀杏

お墓参りの帰りに手桶を持ちながら見上げた銀杏です

黄色が爆発したような枝ぶりです カメラを上に向けて撮っているのですが空が見えません 代わりに陽の光が降り注ぎ、銀杏の葉が金色に光っています

樹高は20メートル、幹周は10.77メートルとWikiに書かれていますが、本当に大きな銀杏です!

親鸞聖人像越しの大銀杏

回り込んで、お墓の入り口の鐘楼近くから見た大銀杏

鐘楼近くからは、親鸞聖人越しに大銀杏を見ることができます このアングルだと、青空をバックに少し濃いめの黄色が映えます 

750年もこの地にある大銀杏 

750年前は、鎌倉幕府が開かれたころ その後足利幕府に移り、戦国時代を経て江戸幕府になり、明治維新が起き、開国し、日本の近代化が進められました 

第二次世界大戦後は目覚ましい復興を遂げ、東京は世界で最も素晴らしい都市の一つになりました この750年、いろんな景色を見てきたのだろうと思われます

親鸞聖人像

秋空に親鸞聖人像が映えていました 右手に持たれた杖が銀杏伝説になっています

聖人像の普及を牽引した広瀬精一氏が最初期に寄贈した6体のうちのひとつで、戦時中の金属供出を免れた貴重な1体であるとされています

大銀杏は国の天然記念物

墓地に入って左側にある大銀杏 東京都の教育委員会から都内の銀杏で最大の巨木であり、国指定の天然記念物であるとの説明書きがあります

Wikiに以下の記載があります

【鎌倉時代に入って、越後国に流されていた親鸞が罪を赦されて京へ帰還する途上に善福寺を訪ねた。中略 親鸞は善福寺を去るにあたって持っていた杖を地へと挿し、「念仏の弘法、凡夫の往生もまたかくの如きか」との言葉を残した。やがて杖からは根が生え、芽吹き、枝葉を広げて大きなイチョウの木となった。この出来事があったのは、1229年のことと伝わっている。】

今年は五木寛之の親鸞を読んだので、このような逸話を聞いてもなんとなく実感が湧きます

この木は親鸞の杖の故事から「逆さイチョウ」や「御杖イチョウ」と呼ばれるようになったとのこと

あとがき

神宮外苑の銀杏並木も素晴らしいですが、善福寺の一本銀杏も素晴らしいです 東京大空襲で本堂が焼けたとき枝葉を焼きながら焼け残った根に近い部分が息吹いたとのこと すごい木です

写真は1ヶ月前のもの この時は真緑の葉です 1ヶ月でこんなに紅葉が進むのですね!

お墓参りに行くとそれが功徳を積むことになるのか、このような素敵なご褒美をいただけること、ありがたいと思います

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