北斎展 〜没入する浮世絵の世界〜

マイブーム

渋谷でやっている北斎展に行ってきました テーマパークのような没入感で浮世絵を鑑賞できると友達に聞いて、体験したくなりました

東急プラザの入り口

仕事帰りの渋谷、エスカレーターで東急プラザの2Fに上がると入り口に大きなサインがあります

この段階で、もうワクワクですね!入って左手のエスカレーターで3Fに上がります

体験型の美術鑑賞ってどんな感じなのだろう

3Fにエスカレーターで上がると、反対側のキオスクに行き、当日券を買います シニアは、3,500円から2,500円に下げてもらえますのでたすかります 

券を買って入場するのは反対側 その反対側を見た2吹き抜けの天井から吊るされた絵です

北斎展の最初は、静かに始まります

パネル展示が上手くアレンジされていました

北斎がどんな人物であり、どんな工夫をして浮世絵をマスプロダクションしているかの説明があります

次に印象派の画家にも、絶大な影響力を持っていたことの説明があります

一通りの説明パネルを楽しむと、体験型美術鑑賞が始まります

突き当たりを左に行くと、不思議な空間が待っていました

体験型浮世絵鑑賞 その1

北斎が描いた浮世絵ですが、その世界に入り込んでその風景を見るという趣向でした

足元の水がチャプチャプして、湖を渡る風が頬にあたります 浮世絵の中の鶴が羽ばたき飛び立ちます

高精細な画質とボディソニックの床が圧倒的な臨場感をもたらします

別のソフトでは足元をカニが歩き回って、みんな追いかけてました

画面は正面だけでなく、左右にも回り込んでいるので、没入感が半端ない状態です ちょっと、テーマパークで遊んでいるような感覚 

それにしても、画の精細度がすごいので、画面を見ているというより、そこにいる感じがしました

体験型浮世絵鑑賞 その2

体験型浮世絵鑑賞は、もっとスケールをあげて楽しむことができました

圧倒的な画質が動き出しました

これらの絵が動き出すのですから、本当に興奮しました

最後のコーナー

北斎の『富嶽三十六景』全46図中、もっとも有名な1図神奈川沖浪裏」(かながわおきなみうら)が、さりげなく飾られてました

見事な三角形の構図ですね 富士山、手前の波が見事にバランスしています!

あとがき

版画やリトグラフが大好きで、拙宅の玄関にはシャガールのリト(の複製)が掛かり、リビングには沖縄の睦稔さんの裏手彩色技法の版画が飾られています どちらもダイナミックで繊細 版画はそこがいいですね

今回の北斎展は、あまり遊び過ぎた展示は興醒めになるなと若干心配して訪れたのですが、入ってみると、内容の濃い、浮世絵の新しい解釈を迫るアプローチでした

絵を眺めるのでなく、その時代のその場所に立って見える風景をシェアするというアプローチ とても新鮮でしたし、とても楽しかったです!

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