有名な三田の洋菓子店であるグーテ・ド・ママンのオーナーパティシエでが、母校の同学部同級生と知り、お話をしたくて再訪しました
前回はTake outして家でいただいたケーキでしたが、今回は、お店の素敵なイートインコーナーでいただきました
お話は、12時から1時間半強 オーナーは忙しいのだと思いましたが、尽きぬ話で時間を忘れておしゃべりしました
マンゴーロール
最初にいただいたのは、マンゴーロール 今年は宮古島のマンゴーが思ったように収穫できていないとのことで、我が故郷の熊本合志町のマンゴーに切り替えて作られたとのこと

合志のマンゴーは主張し過ぎないところがいいとのこと
生クリームが美味しいと言うと、生クリームは200種類くらいあって、グーテ・ド・ママンでこのマンゴーロールに使用しているのは、日持ちが1日のスペシャルなクリームだとのこと
クリームの口溶けがいいですよねと言うと、大きく頷いておられました
美味しいケーキをいただきながら、学校の思い出、ご家族のこと、お店を始めたきっかけと変遷、旅行好きなこと、いろんな話をしました
卒業して44年 みんな様々な経験をして色々な活躍をしていて頼もしいと思います 特に、オーナーの一人でビジネスを立ち上げていった勇気と努力に頭の下がる思いがします
同窓の同級生だからそんな話ができるのも興味深いところです 卒業からかなりの時間が経っていても、鎧を脱いで話ができるのは、とても素敵なことだと思いました
手作りひまわりトッピングのパンナコッタ
オーナーが手作りしたひまわりの練り切りが見事です

北米の原種のような小ぶりの可愛いひまわり 食べると白餡でできているのがわかりますが、夏らしい作品です 洋菓子に和菓子のアクセントがいい感じでした
白餡の食感と甘さが舌に残る中で、セリーとパンナコッタをいただくと、口中がすっきりするような感覚がありました 味のコラボだけでなく、食べる順番で楽しませる妙味もありました
どちらの作品も手作り感の素朴さが残っていて、それが多くの人に気にいられているだと思います
ご家族や社員の皆さんとの旅行
いろんなところに行かれた話を聞きました 旅行が一緒に行った人との楽しい思い出になっていることを伺い、洋菓子作りと同じで、人を楽しませることが好きなのだと思いました
そして、そうすることで自分も楽しむという流儀 とても素敵です ご家族が喜んでくれたことや社員の皆さんが楽しまれたことを嬉しそうに話されるのを聞くと、家族や事業への思いが強い方なのだと感じました
私も仕事柄、50カ国/米国内25州くらいへの訪問をしたと思いますが、多くはRetailerとのミーティングや学会の出席です したがって、その国の文化を理解するような行動が端折られてしまっていました
一昨年、ベルギーのリエージュで企業留学生派遣の交渉時、大学の好意で夕食前の2時間ほどガイド付きのシティウォーキングを楽しみました 普段の出張ではしないこと 大学がガイド役の学生まで用意してくれて行かないわけにいかず、寒いなか、渋々出かけました
しかし、中世の面影が色濃く残るリエージュをガイド役の学生さんと一緒にぶらぶらと歩き街や歴史を理解することが文化を理解することだと、今更ながらに気がつきました
そして、そのような時間を持つことが、リエージュに送られる留学生の気持ちを理解することに繋がるのだと思いました
遅ればせながら、自分もオーナーを見習って、旅行を楽しむような行程を考えたいと思います
あとがき
同級生が頑張っているのは嬉しいし、洋菓子協会の役員もやられていると聞くと、ちょっと誇らしくもあります
グーテ・ド・ママンはママのおやつ 1983年創業 日本の洋菓子の黎明期であった頃から顧客に寄り添ったアプローチを続けてこられた42年 優しい味に強い意志が隠れていました

サラリーマンとして44年やってきてそれなりに苦労もしましたが、やはり、一人でビジネスを立ち上げていかれたのは、本当に大変な茨道であったのだろうと想像します
しかしそんなことは、微塵も感じさせない明るいポジティブさがあって、お話ししていると言葉の端々に「少しでも社会に役立ちたいと思って。。。」とありました 元々、とても目線が高い人なのだと思いました
こういう方と話していると、人生は悪くないなあと思います!
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