2023年に初めて訪れたおちあいろうに再訪しました 素晴らしい文化財の館 普段使いするには高価すぎる宿ですが、そのValueは価格を上回ると思います
外観と庭
創業150年の風格 とても魅力的だけどとても温かい 最近外国人の宿泊者が増えたみたいですが、この良さを楽しめるのって、彼らはかなり日本を理解してきたのかなと思ったりします
今回も家族で泊まっているドイツ人を見かけましたが、お子さんも行儀良く過ごしていましたw

左上 おちあいろうの正面玄関 1874年の創業 温かく迎えてくれる玄関です
正面の左には車への給電設備があり、お願いすると夜間に充電をしていただけます
右上 本谷川と猫越川が交わり落ち合う場所にあるので「おちあいろう」と命名されたとの由来ですが、交わって狩野川となった川に掛かる吊橋がフォトジェニックな散歩コースです 川の流れが早くて橋の中程で眺めていると、吸い込まれそうになります
左下 吊橋の向こうには手作りのブランコがあり、橋のたもとには積み石がされています 宿泊客が何かを祈りながら積んだのかなと思いながら歩きました
右下 部屋から見る庭園 ここは川のほとりの庭も内庭も素晴らしいです その中の文化財に泊まる贅沢 時間がゆっくり流れます
旅館内部と部屋
登録有形文化財に泊まる贅沢 素敵な体験です

左上 玄関からロビーに続く廊下 足元を行灯が照らし、とてもお洒落です
右上 チェックインしたロビーから部屋に移動するときの廊下 内庭が見える窓 雰囲気が最高です
左下 今回も選んだ早蕨の部屋 角部屋になっていて部屋が春の緑色で満ちます 畳の部屋を板張りが囲んでいます 板張りには床暖房が入っていて素足でも冷たくありません!
寝室は天井もお洒落 窓にはステンドグラスがはまっています
夕食
おちあいろうは2024年の1ミシュランキーに選ばれていますが、食事も格別です

左上 紅姫あまご いくら 雲丹 赤舎利の前菜 美しい器を開けると温かい前菜が現れます 川の魚、海の魚介を混ぜて赤酢の米でいただきました いきなりの旨さ、食前酒に合いますね!
右上 本日のお造り タイとカツオとアジ 藁焼きのカツオは藁の焦げた香りを纏っていて春の匂いがします
左下 豚ロース 蒸篭蒸し 豚が蒸されて脂が落ちていて菜の花と一緒に美味しくいただきました
右下 金目鯛鱗焼き 椎茸 肉厚の椎茸をポン酢でいただき、金目鯛を楽しみました 金目鯛は鱗に細かく包丁を入れて焼かれているのでサクサクした食感があり楽しくいただきました
お風呂
おちあいろうはサウナも素晴らしいのですが、なんといっても湯ヶ島温泉の宿 湯が素晴らしいです

左上 天狗の湯 洞窟湯になっていて、洞窟を抜けると狩野川沿いの露天風呂になっているメインの温泉 朝夜で男女が入れ替えになります
右上 星の湯 リセプションで予約して行く貸切湯 1時間制です ここも狩野川沿い 誰も入ってこないぬるめの湯に入っているとじんわりと癒されます 夜の露天風呂もいいですね!
左下 部屋風呂 温泉が部屋にひかれていて、部屋でも温泉を楽しめます 一日中温泉が掛け流しになっている内風呂 贅沢です
右下 おちあいろうはオールインクルーシブ 館内の飲み物は全て無料 風呂から上がったらコーヒー牛乳かサイダー サイダーは佐賀のスワンサイダー 後味がすっきりしていて爽やかです
朝食
旅館の朝ごはん、美味しいですよね おちあいろうは朝食も絶品です

左上 ごぼうやにんじん、エビの素揚げ南蛮酢、大根の沢庵、海苔佃煮、ほうれん草お浸し 少量ずつですが、胃に優しい朝ごはんの定番です
右上 煮物、かぼちゃ、肉厚の椎茸、がんもどき、サヤインゲン こちらもヘルシーな朝ごはんの定番 煮汁も美味しいです!
左下 あまごの炭焼き 香ばしく焼けていてご飯が一膳では終われなくなった焼き魚 昨夜の鱗焼きも素晴らしかったけど、朝のあまごの炭焼きも堪能しました
右下 左の市松模様の器には鰹節が、右の器にはワサビが、中央の小瓶には醤油が入り、鰹節ご飯を締で食べられるアレンジです 器も可愛いですね!
あとがき
2年ぶりのおちあいろう、やはり最高でした

今回は沼津から西伊豆を通って中伊豆・湯ヶ島温泉に着く道をドライブしました 途中のだるま山展望台では黄砂の影響で富士山が全く見えないので、レストハウス脇に描かれている案内板を撮って見た気分になろうとしたのですが、やはり無理でした(笑)
次回、行くときはこの景色が見られることを祈ります
その時も、やっぱり、おちあいろうに泊まろうと思います 登録有形文化財の建物に泊まるという経験は、他では味わえない極上の時間です!
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